P's 七夕ものがたり
虹色の帯を付けた、てんのかわ
笹の葉は川の近くでゆらゆらと風に揺れ
星の空まで手を伸ばすかのように
ぐんぐんと勢いよく伸びてゆきます
わたしらは願いをかけます
五色の短冊
あなたの願い
家族の願い
僕らの願い
家族が健康でありますように
幸せでありますように
ともにありますように
なな月の雨に打たれた短冊
紙縒りは雨にぬれ
もう笹の葉から落ちそうです
なな月の川は
もう空に届かんばかりに
いつもより水かさを増していきます
笹は雨を吸うとまた勢いよく空に伸びていきます
いつしか川と天の川がつながりました
紙縒りは雨の力に耐え切れず
川に落ちてゆきます
星に届いた天の川に
天の川に付いた願い事は
たちまち光を放ち立ち
あたりをまばゆい光で包みました
空はいつの間にか真っ青に晴れ
そこには
見事な天の川が
満天の星空に見守られて流れていました
カササギが天の川に橋を架けます
キラキラと流れる願い事に埋め尽くされた
天の川に
2人は
1年に1度
出会います
2人が出会えた瞬間
星の願いは
まばゆい光でまた周りを包むと
弾けて空に降り注がれました
願い事はそれぞれのもとに届きます
星となって
わたしらのもとに帰ってきます
わたしらの願いの分だけ
天の川は輝きます
わたしらの想いの分だけ
空は星をつくります
願いをかけましょう
笹の葉に
想いを込めましょう
天の川に
願いの数だけ
星の数だけ
空はきらめいて
きっと幸せは訪れるはず
七夕のお話 なぜ願い事書くのか気になってみんなに聞いたり調べてみたりしましたが
わかりませんでした。でも最初にこんな風に思えてP'Sはこれでいいよね♫って
話になりました。
夏の空を見てるとなんだか昔の人みたいにたくさんのお話が浮かんできます
空はやはり僕らの想像の海
空をみて思いにふけり夢を見る
そんな7月の空が大好きです。
by psinnerchild
| 2011-07-06 02:41
| 日常